「ソフトウェアの見積もり」を読んで
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作成日時 : 2007/10/28 19:48
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今日は久しぶりにIT系のスキルアップのために「ソフトウェアの見積もり」と言う本を読んでみました。著者はSteve McConnell氏でソフトウェア工学の世界では著名な方です。この本が関係者の間で結構、話題になっていたので興味を持っていました。
小生は大学時代にはソフトウェア工学の研究に没頭していたこともあり、ソフトウェアの見積もり方法にはある程度の知識を持っていました。久しぶりにこの種の専門書を見たのですが、いくつか基本的なことがわかりやすく説明されています。おもしろかったのは、「規模の不経済」という概念です。ソフトウェア業界では、誰もが知っている暗黙知として、規模が大きくなればなるほど、もしくは人が多く参加すればするほど生産性が落ちることが知られています。それを「規模の不経済」と命名したようです。
ソフトウェア業界の人なら誰もが知っているけど、意外と意識していないこととして、見積もりの数字は100%正確ではないことが書かれています。例えば基本設計フェーズに○○日で□□人月だから△△万円という見積もりをごらんになったことはないでしょうか? ここにでてくる数値の根拠はもともといい加減だし、精度も低かったりします。100%の精度ではないため、最近では見積もりの出し方もある程度の誤差を含めてだしているようです。これでもトータル数値はある程度決まってくるからおもしろいのですが。
この本は、ソフトウェア業界の方だけでなく、経営者にも一度読んで欲しいです。ソフトウェアの見積もり方法は結構いい加減と思われるかもしれません。でも、これが現在の最前線です。いい加減と思わず、これを読めばソフトウェアベンダともっと良い妥協点を見つけられるはずです。フェーズを分けて段階契約にするのも一つだし、いろんな情報をソフトウェアベンダに提供することも価格低減に寄与するはずです。
ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす
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