資源の値上がりはSCM全体で平等に
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作成日時 : 2008/05/16 22:59
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先日、新日本製鉄とトヨタ自動車が自動車用鋼板の値上げで合意する見通しとのニュースがありました。当たり前かという思いと驚きの思いの両方が交錯した感じです。このところ、資源関係が全て値上がりしており、価格に転嫁せざるを得ない状況に陥っていました。しかし、あのトヨタが値上げ交渉に応じるのだろうかという思いもありました。
今日の日経産業新聞の裏一面に値上げ交渉に関する記事がありました。常識的には価格交渉力は圧倒的な購買力を持つトヨタにありました。しかし、今年の1月の段階で早々に新日鉄側は値上げの依頼をしたようです。運がよかったのは、日本の鉄鋼業界のライバルが相次いで値上げの動きを見せていたこと。これによって、交渉力が逆転してしまったようです。
ただし、当たり前の話ではありますが、原材料の値上がりをそのまま消費者への価格に転嫁すると、売上げ減は免れません。値上げは最低限に抑えるために、まずは企業努力をすべきでしょう。そして、どうしても企業努力では対応できない分を価格に転嫁することになるのでしょうが、値上げはSCM全体で平等にすべきだろうと思います。価格交渉力のない企業は値上げできないことになると、苦境に陥り最終的に破綻となると、次には業界再編の動きとなるでしょう。
業界再編になると、相当の体力を持った企業でないと生き残りは難しくなってしまいます。ましてや中小企業では対応が難しいので、淘汰が進むだけです。なんとか競争を回避できる方法を見つけられればよいのですが、すべての資源が一斉に値上げでは厳しいでしょうね。
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