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help リーダーに追加 RSS 三井物産の成果主義撤回

<<   作成日時 : 2008/05/26 22:08   >>

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 今日の日本経済新聞に今の日本企業の多くが抱える問題について取り上げた記事がありました。それは成果主義の是非についてです。記事によると、三井物産は従来は100%成果主義を採り入れ、部長級で年収に300万円程度の差が生じていたとのこと、それが一気に80%を定性評価に切り替えたとのことである。
 
 三井物産では、成果主義を採用後、@業務知識や人脈を他人に教えると損になると言い出す人がいた、A職場の雰囲気が途端にギスギスし始めた等の問題が現場から出されたとのことである。記事によると、さらに従来では先輩から後輩へマニュアル化できないノウハウを伝える強みがあったが、急速に失われていったとのことである。
  
 記事にはこれ以上の情報がないので、これをもって成果主義はよくないと結論を出すのは早計なのだが、成果主義の陥りやすい罠にはまっているのは間違いないだろう。現場から指摘されたという問題は、チームワークや部下育成面を数値目標に入れておかなかったことによると思われる。しかし、これらを数値化する、成果とするのは簡単ではなく、だれがどうやって定量化するのか事前に整合をとっておくべきだろう。
 
 成果主義だけでは確かに問題がある。しかし、今の風潮は成果主義は全く日本企業には合わず、昔の定性評価に戻すべきという動きになっている。これでは昔に戻るだけ。定性評価というのは、実は何も数値化されないために、評価があいまいになり、年功主義に戻るだけだろう。成果主義を成功させるポイントは、財務面の数値目標だけでなく、CS満足度や人材育成面において、部下への指導を何回行ったかなどのプロセス面も数値化して、複合的に評価する仕組みにすることであろう。できればバランス・スコアカードを学んで評価すべき目標の関連を事前に示しておくべきである。

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