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昨日からNHKの土曜ドラマで「監査法人」がスタートしました。全6回のシリーズものです。昨日は途中から見たのですが、あまりの生々しさにびっくりしてしまいました。ストーリーは、会計監査を行う若者をテーマにしているのですが、「ぬるま湯監査派」と「厳格監査派」の間で揺れる主人公。会社の多額な粉飾決算を見つけてしまう。厳格監査を貫こうとすると、会社側は必死に隠そうとし、そのために不幸にも死者まで出してしまう。監査法人のあるべき姿とは何なのか、悩む主人公でした。 このストーリは、まさしく今の世相を反映しています。日本では、欧米に比べるとあまりにぬるい監査でも問題ありませんでした。日本企業が強い競争力を持っている時代はそれでも問題が露呈することはありませんでしたが、グローバル化進み、世界の企業と競争にさらされると、もはや緩んだ企業組織では勝ち抜いていくことができません。そこへ監査がいい加減だと、問題の露呈が先送りされ、結局は日本の企業の多くへ大きな営業が及んでしまいます。 この物語のようにあまりにずさんな粉飾決算を続けている企業に、いきなり厳格監査を行えばそれこそ、株価が大幅ダウン、場合によっては倒産の危機にまでなってしまうこともあるでしょう。しかしながら、どんなに企業が危機に陥ろうとも厳格な監査を行うべきでしょう。それは社会的使命でしょう。会社の状態が悪くなる前に、早くから厳格監査を行っていれば、多少の問題が出たところで改善の方法はきっとあるはずだと考えます。 ドラマの中で、粉飾決算を見抜かれた経営陣は、監査人に土下座をしてまで承認してくれるよう依頼をしている姿がありました。これは企業と監査人の間の正常な関係ではないでしょう。監査人は監査を通じて企業経営の健全性を高めていくものでしょう。その意味では監査人は企業の協力者であって、決して企業の敵ではないと考えます。 NHK土曜ドラマ『監査法人』 http://www.nhk.or.jp/dodra/kansahoujin/index.html |
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